こんにちは。
みなさんは、色の表現で「はだ色」という使い方をしますか?
ファミリーマートが、今月から販売を始めたプライベートブランドの下着約22万5000枚を自主回収したとニュースで知りました。
回収したのは「コンビニエンスウェア」のブランド名で全国で売り出した商品のうち、女性向けのキャミソールとショーツ、タンクトップの3種類です。「はだいろ」と表記してあり、社員や加盟店から不適切ではないかと指摘する声が出たため、販売当日に自主回収しました。
ファミマによると、関西方面で先行販売した際は、「ベージュ」と表記していましたが、全国展開する際に、「ひらがなにして、幅広い年代に受け入れてもらう」ために、表記を「はだいろ」に変えたそうです。
「はだいろ」が幅広い年代に受け入れられるかどうかは疑問ですが、発売当日に自主回収なんて、対応が早いと思いました。
発売前に対応できればもっと良かったですね。
ファミマは、表記を「ベージュ」に改めて、5月下旬ごろにまた、販売するようです。
みなさんは、どう思いますか?
いつのまにか、色鉛筆からも「はだいろ」は消えて「うすだいだいいろ」と呼ばれています。
「はだいろ」という呼び方は差別だという風潮が高まり、「うすだいだい」などと呼ばれるようになったようです。
「はだいろ」について、多くの方はどのように考えているのでしょうか?
どうして「はだいろ」という表記が消えたのでしょうか?
肌の色といえば、「美白」化粧品などの表記は問題にならないのでしょうか?
いろいろ疑問に思ったので調べてみました!
ファミマ「はだいろ」表記の下着を自主回収についてTwitterの反応は?
ファミマが肌色表記の下着を自主回収したことについて、どのような意見があるのか、Twitterを見てみましょう!
10年以上前から出てた話なので定着してたと思ったけど自浄作用が働いて良かった(●´ω`●)>ファミマが「はだいろ」表記の下着を自主回収 社員らから「不適切な表現」:東京新聞 TOKYO Web https://t.co/Ab3zvm2rIs
— sakuranorihiko (@sakuranorihiko) March 29, 2021
ファミマの件は、なぜわざわざベージュをはだいろに……とは思うけど。
— くっしー(54.8) (@kussy_tessy) March 29, 2021
「黄色人種の肌色」に変更したら良いんじゃない?
— ニシムラテツヲ | ロゴデザイナー@大阪 (@Logo_Wo) March 29, 2021
薄橙とか言葉からするともちょっと橙色寄りを想像するから色と名が一致してないんですよね…🤔
ファミマ、「はだいろ」表記のPB下着を回収(朝日新聞デジタル) - Yahoo!ニュース https://t.co/KSmzKKoFtd
論点は十分に理解できる。だが揚げ足取りではなく、時代に馴染まない表現という物もあるだろう。その言葉が生まれた時、今の多様性を想像できてはいなかったはずだ。
— 🏠ıʞɐsɐS oɐN (@naosasaki) March 29, 2021
▸ ファミマ、「はだいろ」下着回収 表記不適切 …… どこもかしこも揚げ足時代で本質にはほど遠い。 https://t.co/MDNNK5rVYb
ファミリーマートが「はだいろ」表記の下着を不適切として回収するらしい。多様化する世の中「スキンカラー」と呼ぶなら問題だろうけど、日本固有の単語としての「はだいろ」なら問題ないのでは?何でもかんでも差別と捉えることの方が、根底に差別意識があるように感じる。住みにくい世の中。
— 清く正しく (@Kiyokutadasiku) March 29, 2021
ファミマの表記問題、いったん人種とか国籍の問題は置いておくとしても、20年くらい前から色鉛筆とかは「はだいろ」⇒「うすだいだい」に変わっていたし、より幅広い世代に手に取ってもらいたい、というのであれば先行販売していたときの「ベージュ」で良かったのになぁ、と。
— Yachida Masaya@観光法務™️専門行政書士 (@masayachida) March 28, 2021
その方が伝わるよねぇ。
ファミマのはだいろ表記。
— すぴ。 (Speedy) (@speedysjp) March 28, 2021
肌の色を意味する言葉ではあるだろうけれど、同時に、色を表すために用いられてきた文化に由来した言葉でもある。
もはや言葉狩りだよな。
いろいろな意見がありますね。
全国展開するのに、ベージュから「はだいろ」に表記を変えるのはおかしい、という意見や日本語の表現なので、過剰に反応しすぎではないかなど、感じ方もさまざまですね。
次に、「肌色」が消えた理由について調べてみました。
「肌色」が消えた理由は?
「肌色」というのは私が子どもの頃は、塗り絵などで人物の肌の色を塗るときに使っていた色ですが、今は「うすだいだい」と呼ばれています。
「肌色」はいつから呼び名が変わったの?
日本では2000年に大手文具メーカー3社が話し合い、人の肌の色への固定観念を与える可能性があるという理由で「はだいろ」という呼称を使用しなくなりました。
そして「肌色」にかわり「うすだいだい」という呼称が決定しました。
もう20年くらい前から文具では使われていない呼び名なんですね。
なぜ「肌色」が消えたの?
消費者から差別的だという批判が寄せられたことと、国際感覚に配慮したものだそうです。
世界には様々な肌の色の人がいるので、「うすだいだい色」を「肌の色」として決めつけることは差別意識を刷り込ませることになり、国際的な感覚からずれるのではないかという理由のようです。
確かに、日本に住む外国の方も増えてきているので、肌色をそのまま英語でSkinn color(スキンカラー)というと誤解を生じるかもしれません。
「美白」の表記も消えるの?
世界で、黒人差別撤廃への運動が広がる中、 外資メーカーは肌の色の多様性に配慮し「美白」という表記を撤回しはじめています。
日本でも花王が化粧品の「美白」の表記を取りやめることを発表しました。3月に発売したスキンケア商品を手始めに、今後、すべてのブランドで美白の表現を使わないそうです。
白い肌に憧れる気持ちを持つことは、個人の好みだと思いますが「美白」という言葉で不快な思いをする人もいるので、配慮が必要ということでしょうか。
まとめ
ファミマが「はだいろ」と表記した下着を自主回収したことで、「はだいろ」という表記が消えた理由などを調べてみました。
もう、20年くらい前から大手文具メーカーでは「肌色」から「うすだいだい色」と表記を変えていることが分かりました。
肌の色は人によって違うので配慮が必要だという理由です。
Twitterでもいろいろな意見がありましたが、「肌色」は本当の意味での「肌の色」を指しているのではなく、「日本固有の表現」なので過剰に反応しすぎではないかという考え方もありました。
「美白」という表記もなくなっていきそうです。
多様性へ配慮することは大切ですが、すべてのことに配慮するのは難しいのではないかというのが、私の率直な感想です。
みなさんは、どのように考えますか?
最後までお読みいただきありがとうございます。
多様性を認めながら自由に生きることができますように!