こんにちは。
2月13日の23時ごろ、福島県や宮城県で最大震度6強の地震が発生しました。
東日本大震災から来月で10年。被災地・被災者の方を思うと胸が痛みます。
これ以上、被害が広がりませんように祈るばかりです。
熊本県でも平成28年に熊本地震が発生しました。忘れもしない4月14日の21時26分、大きな揺れで、棚が倒れてきて、食器類が棚から落ちてどんどん割れてしまい、生きた心地はしませんでした。
翌日、テレビで地震のニュースを見て、被害の大きさに驚きながらも、部屋をなんとか片付けて、ほっとしました。ですが、4月16日未明、就寝中に、突然、前回よりも大きな揺れに襲われて、何が起こっているのか分からずに、モノが散乱した部屋で、恐怖でいっぱいでした。
後から起こる余震のほうが大きいということはあるのでしょうか?
当初は14日に発生したM6.5の地震が本震と想定されていたようです。ですが、16日の未明にM7.3の地震が発生したため、気象庁は、後の地震を本震として、その前の地震を前震と考えるという見解を発表しました。
その後も熊本地震では余震が続きました。大きな余震のあとは、とても怖くて、庭にテントを張って生活したりもしました。半年くらいは地震の恐怖を感じながら生活していたような気がします。
今回の地震は東日本大震災の余震だそうです。いったい、いつまで余震が続くのでしょうか?今日は、余震について調べてみました。
余震とは?
地震が発生すると、その地震が発生した場所で、それより小さい地震が何度も発生します。最初の地震を本震、それに続く小さな地震を余震といいます。
余震の回数は本震の直後には多いですが、時間とともにある程度規則的に減少します。
また、余震の規模は本震のマグネチュードより1程度以上小さいことが多いようですが、本震の規模が大きい場合は、余震でも被害が出る場合があります。
大地震の後に余震が続く理由は、その地震活動の震源域やその周辺では地下の力のつり合いの状態が不安定になっていて、それを解消するために発生すると考えられています。
前震とは?
本震が発生する前に、本震の震源域となる地域で地震が発生することがあり、それを前震といいます。前震は規模も小さく数も少ない場合が多いようですが、多数発生して被害が出ることもあります。また、前震は本震直前~数日前に発生することが多いようですが、一か月以上前から発生することもあるそうです。
本震が発生するより前に、ある地震が前震であるかどうかを判断するのは、現状では難しいようです。
結局、地震が発生して、経過をみて、本震か前震かが分かるということですね。
今回の地震は余震なの?
宮城県と福島県で震度6強の地震が起きたことを受けて、政府の地震調査委員会は13日夜の地震を「東日本大震災の余震」としたうえで、東日本大震災の余震が「あと10年は続く」との見解を示しました。
【前例を参考に】地震調査委員会、余震活動は「少なくともあと10年くらいは続く」https://t.co/JfacC7ka0R
— ライブドアニュース (@livedoornews) February 14, 2021
10年前の東日本大震災によって福島沖のプレートの内部に圧力がかかり、地震が発生したとの見解を示した。 pic.twitter.com/vrxFgOkJRh
今回の地震が、余震とみられる理由は、「震源の位置が東日本大震災の震源域近くで、これまで余震活動が活発だった領域にあたるため」だということです。
東日本大震災はM9の超巨大地震だったので、10年たってもこのくらいの余震があってもおかしくないようです。
そして今後1週間程度は、最大震度6強程度の地震に注意するように呼びかけています。
ただ、今回の地震はM7程度と大きいですが、震源が深いため、津波の恐れが低いと推測されてます。
地震学の専門家が注意を呼び掛けています。
地震学が専門で、武蔵野学院大学特任教授の島村英紀が警鐘を鳴らす。 「今回は東日本大震災の余震ですが、震源は福島県沖です。本震の震源地(宮城県の三陸沖)から、かなり外れています。つまり本震を抑えていた『とめ金』が外れ、地震の力が外側に向き始めたと考えられるのではないか。 地下ではプレート同士が押し合い、バランスを保っています。しかし1ヵ所で『とめ金』が外れバランスが崩れると、巨大地震も連動する恐れがある。これまで東北沖で起きていた揺れが、関東や中部、さらには南海沖にまで波及する可能性も視野に入れておかなければならない。 ただ、今の地震学では連動地震がいつ起きるか正確な予測は不可能です。明日起きるかもしれないし、数十年後かもしれない。危険な状態がしばらく続くことを意識して、まさかの事態に備えるのが大切です」
引用元:yahooニュース
余震はいつまで続くのか?
余震がいつまで続くのかはまだはっきりとは分かっていないようです。
地震のパターン
気象庁によると、地震のパターンは「本震→余震」「前震→本震→余震」「群発的な地震活動」の3つのパターンがあると言われています。
重要なポイントは発生している地震活動がどのパターンであるかは、その地震活動が終わるまで、判別できないということです。
余震の特徴は?
地震活動パターンの中で、最も多いケースは「本震→余震」というタイプです。その場合は以下のような特徴があります。
- 余震の回数は本震直後に多く、時間とともに発生頻度は低くなる
- 本震の規模が大きいと、余震が収まるまでの期間が長くなる
- 規模が大きい余震は少なく、規模が小さい余震は多く発生する
- 大きな余震は、場所によっては本震と同じ程度の揺れになることがある
まとめ
日本は、地震の原因となる「プレートがぶつかる場所」の上にあるため、地震が多い国です。
地震は台風や大雨と違い、予測できません。また、余震がいつまで続くのかも、その地震活動が終わるまで、分からないということで、いつ起こってもおかしくない状態なのだと分かりました。
普段から、緊急時に備えて、生きるための努力をして、自分や大切な人の命を守りたいと思いました。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
安心の中で生活できますように!