こんにちは。
最近、女性についての発言が話題になっています。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長を辞任した森喜朗さんの「みなさん、わきまえておられて」という発言は「わきまえない女」というハッシュタグでSNS上で拡散し、抗議署名運動に発展しました。
森さんの発言について、以下の記事でご紹介しましたので、よろしければ一緒にお読みください。
そして、「7万円接待」で時の人となっている、内閣広報官の山田真貴子さんが、高額接待とともに注目されているのが、「飲み会を絶対に断らない女としてやってきた」という発言です。
断らない女について、みなさんはどのように受け止められましたか?
男性中心の社会の中で、昇進していくための処世術だったのでしょうか。
でも、何か違和感を感じます。
2013年に山田さんが女性として初の内閣総理大臣秘書官に就任のニュースを見たとき、なんてきれいな人だろう、と思いました。
今日は、私が才色兼備だと思っていた山田さんが、どうして今のような状況になってしまったのか、飲み会を「断らない女」と呼ばれるようになった経緯やSNSの反応を調べてみました。そしてこのニュースから学べることを見つけたいと思います。
一緒に考えてみましょう!
- 山田真貴子さんが「断らない女」と呼ばれようになった経緯
- 山田真貴子さんが飲み会を断らなかった理由は?
- SNSでの反応は?
- 山田真貴子さんから私が学んだこと
- まとめ
- 山田真貴子さんのその後(3月3日追記)
山田真貴子さんが「断らない女」と呼ばれようになった経緯
菅総理の長男から、違法な接待を受けていたとして話題になっている、内閣広報官の山田真紀子さんは、最近「飲み会を断らない女」というフレーズで紹介されることが多くなりました。
その理由は、昨年公開された動画の中で、当時総務審議官だった山田さんが「イベントやプロジェクトに誘われたら絶対に断らない。飲み会も断らない。断る人は二度と誘われない。出会うチャンスを愚直に広げてほしい」と若者に呼び掛けていたことです。
立憲民主党の辻本清美副代表は「飲み会に行かないと出世できないみたいなことを言うのは同じ女性としてがっかりだ」と批判しました。
山田さんは2月25日の衆院予算委員会に出席し、「若い方々にとって人脈を作るのは大変重要だと思って申し上げた」と釈明していました。
動画を確認したかったのですが、今は非公開になっています。
7万円接待問題がなければ、話題になることはなかったかもしれない動画です。
山田真貴子さんが飲み会を断らなかった理由は?
山田さんが飲み会を断らなかったのは、人脈を広げたかったということでしょうか。
断る人は二度と誘われない、なんて、とても厳しい世界でね。
イベントやプロジェクトはともかく、飲み会も仕事の一環のような考え方ですね。
確かにお酒が入ることで、本音の意見交換ができ、人脈がスムーズにつくれる面もあるのかもしれません。でも飲み会をしなくてもコミュニケーションをとれる関係の方が理想ですよね。
今回、思い出しましたが、私が勤務し始めた約20年前の上司は「飲み会も仕事だから」と言われていました。当然、歓送迎会や忘年会などの飲み会は全員出席するのが当たり前という雰囲気でした。コロナ禍で飲み会が自粛の今では、考えられないことですね。
Yahooニュースの記事についてのコメントをご紹介します。
『山田真貴子さんが出世した理由について、「若い時に民間事業者の中年男性とポッキーゲーム(ポッキーを両側から食べていく飲み会の余興)とかをちゃんとやっていたからだ」という内容の記事でした。』
mim*****
今の人は想像つかないかもしれないけど
この年代の女性は
こういうタイプでないと出世できなかった飲み会に出ないことはマイナス評価だったし
酒大好き!ノリがいい!っていう、
おっちゃん好きするタイプであることが
昇進するための条件だった
ac*****
>「真貴子さんはね、若い時に民間事業者の中年男性とポッキーゲーム(ポッキーを両側から食べていく飲み会の余興)とかをちゃんとやっていたからだよ」そういう時代でしたよね。。
私はもうじき50歳になりますが、若い頃はコスプレしておじさん上司とチークダンスを強要されたりして嫌だったなぁ。
しかもそれをやるように指示してくるのが、年上のおばさん社員でしたね。
いやぁ、結構とんでもない時代だった。今はだいぶよくなりましたよね。
引用元:Yahooニュース
時代が変わったのを感じますね。
SNSでの反応は?
山田さんは、ある面、とても厳しい世界で仕事をされてきたようですが、今回、総務省在職中に国家公務員法違反にあたる、利害関係者からの一人7万円もの接待を受けていたということで批判されています
ツイッターでも話題になっていますので、一部をご紹介します。
山田真貴子氏「私は、飲み会を断らない女としてやってきました...」
— Koichi Kawakami, 川上浩一 (@koichi_kawakami) February 23, 2021
仲間内なら良いですけど。利害関係のある業者さんから誘われて行ったらダメでしょう。 https://t.co/fSq7SbQwzE
「飲み会をぜったいに断らない女」と「わきまえた女」の根底にあるものは同じだ。男社会のルールの中で、男性以上の評価を得るための処世術の一つだったのだろうと思う。自分もそうだったからわかる。もちろん高額接待は論外ですが。旧弊が音を立てて崩れていく実感がある。https://t.co/BR6IMPzqbi
— 伊木 緑 (@midomidomisos0) February 25, 2021
昭和の男社会で出世した山田内閣広報官は若者に「私は「断らない女」でやってきました」だって。
— aki (@3h_aki) February 26, 2021
今の若者は会社の飲み会なんて行かないんだよ。
論理が半世紀くらいズレてるなこの女。
「飲み会を絶対断らない女」 山田広報官……「日本の役所で女性が置かれている地位がよくわかる」辛坊治郎が言及(ニッポン放送)#Yahooニュースhttps://t.co/SMbUcb4OlV
— 🥒⭐️肉⭐️スペア・リブ⭐️米⭐️🍆 (@spareribsDQX) February 26, 2021
男女に関係無く、付き合いの悪い人を重用しないでしょ。
男女平等っちゃ男女平等だと思うなあ。女性の地位とか違うから。
「断らない女」
— lamal(鳥、猫大好き) (@a10139mm) February 26, 2021
いいえ、
これからの時代に求められるのは
「断る勇気」
です。。。#山田真貴子#接待#菅総理#自民党#東北新社
接待問題の山田広報官、給与を自主返納 飲食代も返金(朝日新聞デジタル)#Yahooニュースhttps://t.co/lnwPcv5BiJ
断らない女よ、断れよ。断らなきゃダメでしょ。アウトだよ。どこ見て仕事してるのこの人たち。公僕なのに国民の方見たことない、自分の私利私欲ファースト。収賄罪でさようなら
— Yuki Yuki (@urushiyuki) February 27, 2021
山田真貴子さんから私が学んだこと
初心を忘れないこと!
国家公務員法違反にあたる利害関係者からの接待を断らなかったのか、断れなかったのか分かりませんが、倫理観が欠如していると批判されるのも当然だと思います。
初心を忘れないことが大切だと思いました。
長く仕事をしていると、業務には慣れてきます。
いい意味で緊張感をもって働きたいと思います。
慣れることはいいことですが、流されないよに、時には初心に帰ろうと思いました。
山田真貴子さんの場合は、断れない事情もあったのかもしれませんね。
時代の変化に対応する
山田さんは飲み会などを断らないことで人脈を広げ、成功されたのかもしれませんが、今の時代、同じやり方が通用するとは思えません。若い人に向けたメッセージとして、「断らない」というのは、時代錯誤ではないでしょうか。
私は職場で20代のスタッフを見ていて、やり方や考え方の違いを感じることはありますが、自分が同年代の時と比べて器用だと思うことの方が多いです。
もちろん時代が変わっても変えてはいけないこともありますが、変わっていくものには柔軟に対応したいと思います。
飲み会も気が進まないのなら、上手にお断りしましょう!
上手な断り方について記事を書きましたのでよろしければ一緒にお読みください。
まとめ
山田真貴子さんは、2013年に女性初の首相秘書官に起用され、昨年9月菅政権発足とともに女性初の内閣広報官に就任しました。
私は報道されていることしか知りませんので、本当のところは分かりませんが、初心を忘れずに、時代に対応できていれば、違った結果になったのではないかと推測しました。
内閣広報官の給与は117万5千円だそうです。年収では2千万円近くになるのでしょう。
今回の問題で給与を自主返納することになり、その額は70万5千円です。
ですが、このまま問題が収まるとは思えませんので、辞任することになるかもしれません。
コロナのことなど、問題が山積していますので、国益を損ねないほうに進むことを願っています。
山田真貴子さんのその後(3月3日追記)
山田真貴子さんは、2月28日に体調不良で入院し、1日に辞職願を提出し、同日付で受理されました。当分の間、入院と加療が必要だそうです。
体調が早く回復されますように願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。
初心を忘れない!