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七草がゆの効能と込められた思いを知り、1年の健康と幸せを願う!

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1月7日は七草がゆを食べる方も多いかと思います。

我が家も毎年、七草がゆをいただきます。

お正月にご馳走をいただいた後の、七草がゆはカラダに嬉しい習慣です。

 

日本には、季節ごとに多彩な行事がありますね。七草がゆは旧年の厄を払い、新しい一年の健康を祈願して食べるそうです。

今回は、七草がゆの意味と効能についてご紹介します。

家族の健康と幸せを願う七草の意味を知り、伝統を大切にしたいと感じました。

 

 

七草がゆのルーツは?

1月7日に七草がゆを食べるようになったルーツは平安時代にまでさかのぼり、中国の影響があります。

中国の年中行事を記した書物によると、1月7日は人を占う日として、「人日(じんじつ)」といい、7種類の野菜を入れたとろみのある汁物を食べて、無病息災や立身出世を祈ったそうです。

この風習は奈良時代に日本に伝わったといわれています。

日本では「若菜つみ」という宮中行事が行われていました。

光孝天皇(830~887)は「君がため 春の野に出でて 若菜つむ 我が衣手に 雪はふりつつ」と、その風習を歌に詠んでいます。

現代語では「あなたのために、春の野原に出て若菜を摘んでいると、春だというのに着物の袖に雪が降ってきた」といったところでしょうか。

中国と日本の文化が合わさって1月7日に七草の入った粥を食べる習慣がうまれたようです。

 

平安時代から続くこの風習が定着したのは江戸時代で、江戸幕府では七草がゆを食べることが公式行事とされました。

やがて庶民の間にも広がり、定着していったと考えられています。

七草がゆに入れる春の七草

春の七草です。

セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ

 

ゴギョウはハハコグサ、ハコベラはハコベ、スズナはかぶ、スズシロは大根のことです。

 

七草がゆにいれる春の七草にはどんな効能があるの?

春の七草には次のような効能があると言われています。

  • セリ➡鉄分が多く含まれていて、体内の血液量を増やす効果
  • ナズナ➡熱を下げ、尿の出をよくするなどの作用
  • ハコベラ➡タンパク質の含有量が多く、ミネラルが豊富
  • スズナ・スズシロ➡ジアスターゼという成分が消化を促進する

どれも、緑の草ですので、ビタミンがたっぷり含まれています。

七草は日本のハーブのようなものです。お正月疲れが出始めたころ、七草を胃腸に負担がかからないお粥で食べます。

胃腸の回復にも良く、少し濃い味のお節料理が続いたあとですので、新鮮でおいしく感じるでしょう。

 

七草がゆに込められた思いを受け継ぐ

七草の種類は時代や土地によって違いはありますが、どの時代でも、年頭にあたり、豊作を祈願し、家族の健康と幸せを願いながらお粥をいただく気持ちは変わりません。

私も1月7日は七草がゆを食べながら、家族の健康と幸せを願いたいと思います。

 

中国ではお粥を朝食に食べるので、七草がゆも正式には朝食に食べるものだという説もあるそうです。

ですが正式ではなくても、それぞれの生活に合わせて取り入れていけるといいですね。

スーパーなどで七草セットが売ってありますので、簡単に七草がゆを作ることができます。

七草がゆを食べなくても、日本に伝わる伝統に込められた深い意味を知り、健康的な1年を過ごせるといいですね。

 

最後まで、お読みいただきありがとうございます。この記事が少しでもお役に立てれば嬉しいです。

それでは、今日も素敵な時間をお過ごしください♪