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新阿蘇大橋が開通!復興のシンボルに喜びの声│展望所や構造について調べました

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今日で東日本大震災の発生から10年ですね。

私は当時、勤務先で地震の発生を知りましたが、テレビで映し出される光景が、現実とは信じられなかったです。当たり前だと思っていた日常があっけなく壊れていく様子に胸が締め付けられる思いでした。ただ、今振り返ると、九州に住んでいる私は、自分のこととして受け止めていなかったと思います。

約5年後に熊本地震が発生し、大震災は他人事ではないことをはっきりと自覚しました。

 

2016年4月の熊本地震で崩落した阿蘇大橋に替わる国道325号新阿蘇大橋が今月7日に開通しました。

 

私は開通の翌日8日に新阿蘇大橋に行ってきましたが、人が多いのに驚きました。

多くの人がこの日を待っていたのですね。

新阿蘇大橋は耐久性を考慮した構造になっているそうです。

 

熊本地震から約4年11か月で熊本都市圏と阿蘇地域をつなぐ幹線道路の復旧がすべて完了したことになります。

 

今日は、熊本県民にとっては地震からの復興のシンボルである新阿蘇大橋について開通を喜ぶSNSの声や橋の構造についてご紹介します。

 

 

復興のシンボル!新阿蘇大橋開通に喜びの声

Twitterの喜びの声をご紹介します

 

 

 

 

 

 

 Instagramでは

 ※日中はすごい渋滞だったようですよ

 
 
 
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※多くの方の喜びが伝わってきますね。

 
 
 
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 崩落した阿蘇大橋について

 

阿蘇大橋は、もともと、赤い色の橋でしたので、赤橋という呼び名で親しまれてきました。後に、緑色に塗り替えられた後も、赤橋と呼ばれていました。

 

阿蘇大橋は、重要な幹線道路で、国道57号線から分岐し南阿蘇村中心部・高森町へ至る国道325号の一部として1967年に着工、1970年12月に完成しました。

橋長は205,96m、横幅は8m、黒川の谷底からの高さはは76mで総工費は当時の金額で3億1,300万円だったそうです。

 

熊本地震で崩落したというニュースを見て、何度も通ったことのある橋ですので、びっくりしてショックでした。

 

下の写真は崩落した阿蘇大橋の現在の様子です。

今も残る橋桁の一部は、立野渓谷中腹の岩盤に安定する形で偶然引っかかったそうです。

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崩落した阿蘇大橋

 

震災遺構 数鹿流崩れ(すがるくずれ)

2016年熊本地震の本震により山頂付近から大規模な斜面崩壊が発生し、国道57号線や豊肥本線を飲み込み、阿蘇大橋も崩落してしまいました。

この大崩れは険しい自然と、それに対する人々の挑戦の歴史を後世に語り継ぐ遺構として、この地に古くから伝わる名から「数鹿流崩れ(すがるくずれ)」と名付けられました。

 

新阿蘇大橋について

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新阿蘇大橋

 

新阿蘇大橋は、崩落した旧橋の600m下流に建設されました。

片側1車線の全長525m。黒川を挟んで南阿蘇村の立野と河陽を結んでいます。

工事は2016年11月に着工し、24時間体制の施工などで通常に比べ工期が1年4か月縮小したそうです。総事業費は約160億円です。

 

新阿蘇大橋の特徴は?

将来的に再び地震が発生することを想定し、構造を工夫してあります。

 

通常は一続きの橋桁を使うところを、推定活断層の上部にあたる部分の橋桁をあえて独立させることで、被害が広範囲に及ぶことを防げるそうです。

 

被災後の復旧の迅速化にもつながるようです。

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展望所もあります

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展望所内休憩所

 

展望所の名称は「ヨ・ミュール」で「よく見える」という熊本の方言から名付けられました。

新阿蘇大橋の全景や立野渓谷が一望でき、新たな観光スポットになりそうです。

 

展望所内の建物は南阿蘇村の仮設団地の集会施設「みんなの家」として使われていたもので、復興のシンボルとして移築されたそうです。

ジェラートなどの売店が入っていて、トイレもあります。

 

私も店に入ってみたかったのですが、人が多かったので断念しました。次の機会に是非、行きたいと思います。

展望所駐車場について

駐車場は北側と南側の2か所で52台分ありましたが、車が多くて、入るのに少し待ちました。しばらくは多いかもしれません。

 

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展望所駐車場

引用元:熊本県ホームページ

まとめ

新阿蘇大橋開通は熊本地震からの復興のシンボルとして、地元の方だけではなく、多くの熊本県民にとって喜びとなりました。SNSにもたくさんの喜びの声が寄せられていました。

新阿蘇大橋は工期を大幅に短縮して完成しました。工事関係者の方々の24時間体制による施工によるもので、感謝します。

この橋が復興の架け橋となりますように、地震で大きく落ち込んだ宿泊客を回復させる起爆剤となりますように!

ただ、首都圏に出された緊急事態宣言は再延長が決まっていますので、すぐに宿泊客が回復するのは難しいでしょう。

コロナの感染拡大が収束して、多くの方に阿蘇に来てもらえる日が来ることを願っています。

そして、地震の記憶を忘れないように、震災遺構の「数鹿流崩れ(すがるくずれ)」も心を留めていきたいと思います。

 

東日本大震災から今日で10年、熊本地震から来月で5年です。ハード面はだいぶん復旧してきましたが、今も、心に深い傷を抱えたかたも多いようです。

震災から月日が経つと、被災地のことも忘れがちですが、せめて今日は鎮魂の祈りをささげる日にします。

そして、防災についてもしっかり考えたいと思います。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

以下の記事で地震について調べましたのでよろしければ合わせてお読みください。

www.rirakusuru.com