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ヒアルロン酸の約5倍の保水力!!スイゼンジノリ多糖体(サクラン)が世界に広まる!

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こんにちは。

先日の記事で、「花想容ビューティーエッセンス(BEAUTY ESSENCE)」をご紹介しました。

 成分にヒアルロン酸の約5倍の保水力がある「スイゼンジノリ多糖体」が配合されていて、保水力がスゴイのですが、スイゼンジノリは福岡県と熊本県の限られた地域にしか生息しないということで、興味をもちました。

名前のスイゼンジの由来は熊本の地名「水前寺」だそうです。

 
サクランを製造・販売するグリーンサイエンス・マテリアル(熊本市)は今後、世界に販路を広げる予定だそうです。

「スイゼンジノリ多糖体(サクラン)」は美容業界だけではなく、医療、食品、工業といった分野からも注目されている成分です。

 

今日は「スイゼンジノリ多糖体(サクラン)」について調べてみました。

とても、貴重な品種だということがわかりましたよ!

 

 

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スイゼンジノリについて

スイゼンジノリは、熊本県にある水前寺・江津湖で発見された淡水産ランソウ類の一種で、日本料理の高級食材として使われてきました。江戸時代は幕府への献上品に用いられていたそうです。

 

ラン藻という生物は地球上に最初に酸素をもたらした原子生物です。その中でも、食べることができ、養殖で管理されているラン藻は限られていて、スイゼンジノリは、その貴重な品種の一つです。

 

美しい水環境、限定された地域でしか育たないスイゼンジノリは、数が減っていて、天然の物は絶滅危惧種に指定されています。

 

危機的状況にあったスイゼンジノリは、多くの人の尽力のおかげで、福岡県や熊本県で養殖されるようになりました。

スイゼンジノリは特定の環境(水温、水質、水流)が整わなければ育つことができず、現在この条件を満たしているのは福岡県朝倉市の黄金川と熊本市の地下水のみだそうです。

スイゼンジノリは希少なだけではなく、カルシウム、鉄分が豊富で、近年の研究で、抗酸化作用があることが解明されました。

 

スイゼンジノリ多糖体(サクラン)とは?

スイゼンジノリから生成されるのがスイゼンジノリ多糖体です。

「サクラン」と呼ばれることもあります。(※サクランは、グリーンサイエンス・マテリアル株式会社の登録商標)

スイゼンジノリ多糖体は海苔を覆っている寒天のような物質で、スイゼンジノリが自らの細胞を守るために分泌すると考えられています。ヒアルロン酸の約5倍の保水力をもつそうです。

保湿成分として有名なヒアルロン酸の5約倍ですので、お肌をしっとり潤す効果がありそうですね。

スイゼンジノリ多糖体(サクラン)の分子構造は、人間の細胞周辺に存在するグリコサミノグリカンと、よく似ていることが分かっています。

スイゼンジノリ多糖体(サクラン)の特徴は?

  • 高い保湿力
    ヒアルロン酸の約5倍の保水力があります。

  • 高粘性
    粘度が高く、化粧品に配合された場合、肌につけた瞬間にしっかりとした付け心地を感じることができます。

  • 抗炎症効果
    アトピー性皮膚炎患者への塗布実験で、サクランを塗った部分は症状が緩和されるという結果がでているそうです。

スイゼンジノリ多糖体(サクラン)は何に利用されているの?

スイゼンジノリ多糖体(サクラン)はどのように利用されているのでしょうか?調べてみました。

化粧品原料

ヒアルロン酸の約5倍の保水力をもつスイゼンジノリ多糖体(サクラン)は、保湿・バリア機能をもつ化粧品原料として使用されています。

天然レーヨンへの応用

レーヨンにサクランを混合することで、繊維の汲水量が向上され、綿の2倍の保水性になるそうです。

なめらかでしっとりとした肌触りになり、新しい天然繊維素材として肌着に使用されています。

 

 

スイゼンジノリ多糖体(サクラン)の販路が世界に!

スイゼンジノリ多糖体(サクラン)を製造・販売するグリーンサイエンス・マテリアル(熊本市)は、サクラン入りの化粧品や繊維を商品化しています。

今月24日、大手化学メーカーのDICと資本業務提携をすると発表しました。

両社の技術を合わせた人工培養設備を熊本県内に導入し、スイゼンジノリの人工培養に取り組み、量産する予定です。

DICのネットワークを活用し、サクランの販路を世界に拡大する計画だそうです。

 

これまで、スイゼンジノリの供給量が安定しないことが課題だったようですが、今回、DICとの業務提携をすることになり、計画生産が可能になるそうです。

 

グリーンサイエンス・マテリアル株式会社の金子慎一郎社長は「地域固有の資源を活用したい」との思いで事業を始めたそうです。

この業務提携をきっかけに、大きく発展し、熊本の素晴らしい素材が世界に広まっていくことを願っています。

まとめ

スイゼンジノリは澄んだきれいな水でしか育たず、数が減ってきていましたが、多くの人の尽力により、福岡県と熊本県の一部で養殖されるようになりました。スイゼンジノリから生成される、スイゼンジノリ多糖体(サクラン)は保水力がヒアルロン酸の約5倍で化粧品や繊維に応用されています。

今後研究が進み、様々な分野で活用され、世界に広まっていくことが期待されます。

グリーンサイエンス・マテリアルはスイゼンジノリが生育する水環境を守る活動をしているそうです。金子慎一郎社長の「地域固有の資源を活用したい」という思いが実現して、素晴らしいと感じました。

人の思いは叶うのですね。

サクランが世界に広まりますように願い、応援します!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

 

下記の記事で「スイゼンジノリ多糖体」を配合した化粧品をご紹介しました。よろしければ一緒にお読みください。

www.rirakusuru.com