コロナで外出自粛の影響もあり、ネット通販を利用される方が増えているそうです。
簡単に利用出来て、便利なネット通販。
初回お試しで、通常価格よりもかなり安く購入できる商品もあり、お得感がありますよね。
ですが、通販は、しっかり契約内容を確かめないと、思わぬトラブルに巻き込まれることも・・・。
今回は、通販を利用する際の注意点をまとめました。
私も、ネット通販を時々、利用します。今まで、トラブルに巻き込まれたことはありませんが、ドキッとしたことはあります。
この記事では、私の体験もあわせて、ご紹介します。
是非、参考にしてみて下さい。
ネット通販初回お試し価格は本当にお得なの?
通信販売サイト等で、初回が通常価格より、かなり安く購入できることがあります。
時には、お試し価格で「1回目90%off」や「初回実質無料」などの広告も。
一見、お得に見えますが、ちょっと待って下さい。
定期購入が条件になっていることがありまよ!
以下のことを確認しましょう。
- 定期購入が条件ではないか(回数縛りはないか)
- 解約・返品ができるのか
- 解約・返品する場合の条件
通信販売は、特定商取引法によるクーリング・オフの適用はありません。
販売業者のホームページ等に返品特約が表示されていれば、その条件にしたがうことになります。
「お試しのつもりで購入したけれど、実は定期購入になっていた」ということがないように、しっかり確認しましょう。
定期購入は「初回無料、回数縛りなし」と表示されていても、「商品発送の○○日以内にお電話で解約の手続きが必要」というような解約条件があります。
定期購入は、毎回注文したり店舗に買いに行く手間が省けますので、上手に利用すればとても便利です。
試してみたい商品なら、契約内容を確かめたうえで、定期購入を利用すると初回お試し価格で試せますのでお得です。
ですが、どんな商品でも使ってみないと分かりません。解約する可能性もありますので、解約手続きに不安を感じるときは、割引はなくても1回だけ購入して試してみたほうがいいと思います。
定期購入「いつでも解約できます」の注意点
継続して使いたいと思って定期購入を申し込んでみたけれど、使ってみたら自分に合わないなどの理由で解約したいということもあるかと思います。
定期購入コースの解約は、解約の規定にそって手続きをします。
回数縛りがなく、「いつでも解約できます」という契約でも「解約は商品発送の○○日以内に」などの解約条件はありますので、確認して下さい。
特に、電話での手続きが条件の場合は注意が必要です。
今は、新型コロナの影響で電話対応窓口を縮小している業者も多いので、連絡がとりづらいことも考えられます。
解約することを決めたのなら、早めにお電話することをおすすめします。
メールやマイページなどから解約手続きができる場合でも、早めに手続きを済ませたほうがいいと思います。
「いつでもできる。あとでしよう」と思っていると、忘れてしまうことがあるかもしれませんから。
一方的に受け取り拒否や返品、支払いを放棄しても解約にはなりませんので注意しましょう。
「改正特定商取引法」について
2022年6月1日から「改正特定商取引法」が施行され、販売業者は取引における基本的な事項を最終画面等で分かり易く表示することが義務付けられました。
最終画面で表示が義務付けられている事項
- 分量
- 販売価格・対価
- 支払いの時期・方法
- 引き渡し・提供時期
- 申し込み期間(期限のある場合)
- 申し込みの撤回、解除に関すること
また、販売業者等の誤認させるような表示等で、誤認して申し込みをした消費者は、申し込みの意思表示を取り消すことができるようになりました。
「定期縛り無し」や「いつでも解約可能」という表示を見ると、継続期間や購入回数が決まっていないような印象をもってしまいますが、初回の低価格商品のみ購入して2回目以降を解約すると違約金を請求されるケースもあります。
必ず「最終確認画面」で解約条件などを確認して下さい。
ネット通販で主婦の私がドキッとしたこと
私がこれまで通販を利用して、驚いたこと、ドキッとしたことを紹介します。
解約しようと思っていた商品が予定日より早く届いた
私は、以前、定期コースの商品を解約しようと思っていたら、「次の商品を発送しました」というメールが届き、ドキッとしたことがあります。
その商品は「毎月15日に商品が届き、解約は7日前までにメールまたは電話で連絡する」という条件でした。
ちょうど月末で仕事が忙しく、月初めに解約すればいいかと思っていたら、
「商品を発送しましたので、1日に届きます」という内容のメールが届き、びっくりしました。
慌てて商品の販売サイトを確認してみたら、なんと商品の発送日が毎月1日に変更になっていました。
そんな変更があるのなら、メールか何かで連絡してほしいですよね。
私が見逃していただけで、もしかしたらメールは届いていたのかもしれません。
仕方ないので、次の月から解約しようかとも思いましたが、一応、販売業者に事情を説明しました。
その時は、事情を理解してもらえて、「受け取り拒否してください」というお返事をいだだきました。
発送はされていましたが、まだ手元に届いていなかったので、宅配業者に受け取り拒否の連絡をして、無事に手続きが終わりました。
それからは、念のため、ネット通販で商品を購入するときには、契約内容や解約方法などのページをスクリーンショットで保存しています。
プライバシーポリシーが表示されない
ネットで商品の購入手続きをすると、最後に「プライバシーポリシーに同意します」にチェックしないと申し込みが完了しないことも多いです。
↓↓↓こんな感じで、プライバシーポリシーがリンクしています。
✅プライバシーポリシーに同意します
時には読まずにチェックすることもありますが、私はなるべく内容を確認するようにしています。
ところが、ある販売サイトではプライバシーポリシーをクリックしても、何も開かず、びっくりしました。
うまくリンクされていないようでした。
こんなことがあると、販売業者を信用していいのか分からなくなりますよね。
私だったら買いたくありませんが、その商品は家族に頼まれていたので、お客様相談室にメールでその旨を送りました。
当日に「ご指摘、ありがとうございます。設定がうまくできていなかったので、修正をすすめています」という内容のお返事が届きました。
しばらくしたら、プライバシーポリシーが開けるようになりました。
購入手続きの途中で別のコースの案内が表示される
販売サイトから購入手続きをすすめていくと、途中で、別のコースの案内が表示されることがあります。
割引率の高いコースで、例えば「毎月1袋のお届けを2袋にすると1袋あたりがもっとお得に購入できますよ」というような内容です。
販売業者も色々と工夫されているのでしょうが、ちょっと戸惑います。
私は、最初から販売ページに表示されていたほうがいいと思うのですが、時々見かけるので、そのやり方が広告効果があるのでしょうね。
まとめ
便利なネット通販ですが、契約内容をしっかり確認しないと、思わぬトラブルに巻き込まれてしまうことも。
ネット通販のトラブルの多くは、定期購入によるものだそうです。
「ただより高いものはない」ということわざもあります。
私も、「試してみたい、お得だから」とすぐに申し込むのではなく、契約内容をしっかり確認したいと思います。
万が一のトラブルに備えて、広告や最終申し込み確認画面、受注メールなどの、販売業者とのやり取りの記録を残しておくことをおすすめします。
もしも、困ったときは1人で悩まず「消費者ホットライン」やお近くの「消費者センター」にご相談下さい。
契約内容をしっかり確認した上で、通販を上手に利用して、生活を豊かにしていきたいですね。