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美しく輝く敗者の言葉!東京オリンピックを振り返って

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こんにちは。
先日の記事で「東京オリンピック メダリストの言葉」について紹介しました。

最近はテレビ番組にメダリストが登場し、競技中とは違う一面が見られて、楽しくほっとしています。

ですが、悔し涙を流した選手のことも忘れられません。

負けた直後の選手にインタビューすることに対しては賛否両論ありますが、ライブだからこそ伝わってくる臨場感はスポーツの魅力ですね。

後日、気持ちを整理してからでは、言葉の重みや輝きが違ってくるのではないでしょうか。

今回は、私が印象に残った東京オリンピックの敗者の言葉やエピソードをまとめました。

全力で戦い、敗れた選手の姿は胸に迫ってくるものがありました。

勝者は素晴らしいです。そして、敗者の言葉も美しく輝いていると思います。

 テニス女子 大坂なおみ選手「五輪に出られて嬉しく思う」

大坂なおみ選手はシングルス3回戦で敗戦。試合後は、義務付けられている取材エリアを通過せずに会場から引き上げるほどのショックでした。

関係者の説得に応じ約30分後に戻り、涙を流しながら「初めての五輪で重圧を感じた。この負けはどんな負けより辛い。負けたことは悲しいが、五輪に出られて嬉しく思う」と振り絞るように言いました。

五輪では取材エリアのミックスゾーンを通る必要はありますが、対応は義務付けられていないそうです。大坂選手は負けてもミックスゾーンを通らないといけないことを知らなかったとのことです。

流れ続ける涙が、大きな重圧と戦ってきたことを物語っていました。

大会テーマの多様性を象徴する存在として開会式では聖火台への点火者という大役を果たした大坂選手。

「お疲れ様でした、ありがとうございました」と言いたいです。

 

体操男子 内村航平選手「僕は多分、もう主役じゃない。彼らが主役」

体操男子種目別鉄棒で金メダルを狙った4度目の五輪。内村航平選手は、まさかの落下で予選敗退となりました。

落下直後、ぼうぜんとマットに手をついた内村選手。それでも、演技再開後の着地はしっかり決めました。

後輩たちは、団体総合予選のトップ。

「僕は2連覇したが過去のこと。彼らが超えていかないといけない。それを今日見せてもらった」とサバサバと答えていました。国内選考会で代表の1枠を争った跳馬の米倉選手に「土下座して謝りたい」とも。

「前みたいに練習してきたことをそのまま出せる能力はもうないんだと思った」

僕は多分、もう主役じゃない。彼らが主役

負けを認め、演技後も後輩たちを見守る内村選手。やっぱり体操界のキングですね。

陸上男子400mリレー 桐生祥秀選手「深く受け止めてかえていかないといけない」

陸上男子の個人種目は、全員決勝に進めませんでした。リレーの予選では決勝進出8チーム中8番目。苦戦が予想されました。

決勝は勝負にいった結果が裏目に出て、痛恨のバトンミス。途中棄権となってしまいました。

リレーのみの出場だった桐生選手は結局、走ることが出来ませんでした。

後ろがうらやましいです」メダルを取った選手が歓喜にわく光景を、涙で振り返っていたのが印象的でした。

攻めてこうなった。リレーでも個人でも世界と離されているということは、記録的にも結果的にも残っている。それを深く受け止めて、個人がいろいろと変えていかないといけない

桐生選手は「誰も悪くない。予選で僕がもっと速く走って多田や山県さんに心の余裕があれば結果も違っていたと思う」とも言っていました。

失意の中で、仲間を思いやり、応援してくれた人に感謝をのべ、冷静に敗因を分析する桐生選手。

リレーメンバーの小池選手は「これで失敗したからといって次からは守りに入るのではなく、どんどん攻めにいって、いつか今回目指していた金メダルを達成したい」と言っていました。

負けても前を向く、素晴らしいです。

男子バトミントンシングル 桃田賢斗選手「本当にみなさんに感謝したい」

世界ランク1位の桃田選手が一次リーグ敗退という結果をだれが予想したでしょうか。

負けが決まり、膝をついた体勢のまましばらく動けませんでした。

つらいことやいろんなことがあったが、またコートに戻ってこられ、憧れの舞台で試合をすることもできた。本当にみなさんに感謝したい

違法賭博問題で出場を棒に振ったリオデジャネイロオリンピックから5年。昨年は1月にマレーシアで交通事故に巻き込まれ大けがを負い、2月には右目の手術を受けました。何度も逆境を乗り越えてきた桃田選手。

あふれる涙に万感の思いを込めて、感謝の言葉を何度も口にしていました。

美しく輝く敗者の言葉!東京オリンピックを振り返って

こぼれ落ちる涙にはうれし涙も悔し涙もあります。東京オリンピックを振り返って、敗者のすごさを感じました。失意のなかコメントを求められ、敗因を分析したり、感謝の言葉を伝えたり。

最近は「勝った人にだけ聞けばいい」という意見もありますが、私は敗者の言葉も聞きたいです。もちろん、答えたくないときは、「答えたくない」でもいいと思います。

プレッシャー、運、実力、敗因はさまざまだと思いますが、絞り出すように内面からあふれてくる敗者の言葉も美しいし、輝いています。

何かに本気になる、夢中になるって素晴らしいですね。

人生にも敗者復活戦があります。今回、負けた経験も、きっと通過点。いつか、美しい思い出に変わりますよう願っています。

たくさんの感動をありがとうございます!