新型コロナウイルスの影響で、オンライン会議やオンライン飲み会など、オンラインがグッと身近になってきたことを感じます。
子ども達にとっても、ユーチューブなどが身近にあり、私の娘はユーチューバーデビューしたくなったようで、当時の様子を記事に書きました。
学校では、文部科学省がすすめる「GIGAスクール構想」にそって、学習用パソコンが児童1人1台ずつ貸し出されることが決まっています。
子どもたちをとりまく教育環境はどう変わっていくのでしょうか。
ニュース等で、GIGAスクール構想やICT教育という言葉を聞いたことがある方も多いと思います。
今日は国が進めるGIGAスクール構想とはどういうものなのか、日本の教育を大きく変えるICT教育について調べてみました。
令和時代のスタンダード GIGAスクール構想とは?
2019年12月、文部科学省が打ち出した「GIGAスクール構想」とは、義務教育を受ける児童のために、1人1台ずつの学習用パソコンと高速ネットワーク環境などを整備する5か年の計画で、目的は、1人1人の個性に合わせた教育の実現です。
GIGAスクール構想を実現するために2019年度補正予算で2,318億円が決済されています。2020年度の補正予算額は2,292億円ですので、国の大きな事業と言えるでしょう。
2020年4月7日、萩生田光一文部科学大臣は記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言を受け、GIGAスクール構想を早期実現するための支援などを積極的に推進すると表明しました。
GIGAスクール構想に向けた環境整備
校内ネットワークの整備
校内LANの整備
Wi-Fiの通信が途切れたり遅くなったりすると授業が滞ります。
今後は動画教材を使った授業や遠隔授業なども増え、より高速なネットワークが求められます。
全校生徒が同時にネットを使っても問題のない環境整備が必要です。
また、校内のどこでも校内LANにアクセスできる環境が望ましいです。
児童生徒1人1台端末の整備
文部科学省では2023年度までに、義務教育の小学校1年生から中学3年生の児童生徒向け学習用端末を1人1台ずつ導入することとしています。
ICT教育とは?
ICTとはInformation and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)の略で、意味は「情報通信技術」です。
SNS上でのやり取りやメールでのコミュニケーション、オンラインショッピングなど、IT技術を使って人々の生活を豊かにしていくための活用方法についての考え方です。
ICT教育とは、パソコンやタブレット端末、インターネットなどの情報通信技術を活用して教育機関で授業をすることです。
ICTの活用
2020年度から、小学校で実施される学習指導要領には情報活用能力の育成やICTを活用した学習活動の充実が明記されています。
小学校では、プログラミング教育が必須化し、動画活用なども進められるでしょう。
まとめ
1人1台の端末、全学校に高速インターネット完備なんて、夢のようなGIGAスクール構想ですね。教育に大きな変革がもたらし、日本の教育を大きく変える一歩となりそうです。
ですが、それを生かすためには校内ネットワークを整備することと、教える側のスキルアップも求められます。本来5年かけてする計画が新型コロナウイルスの影響で前倒しになり、学校現場は大変だと思います。
理念のとおり、1人1人の教育ニーズや学習状況に合わせた授業となり、子どもたちが楽しく学べることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございます。